木星の写真 2017年シーズン
太陽系最大の惑星である木星の写真を展示しているページです。 このページには、2017年に撮影した画像を載せています。他の惑星ギャラリーへは左のリンクをご利用ください。
木星の写真 2017年5月28日(21時34分(JST))
連日晴れが続く5月下旬に撮影した木星の写真です。 天気予報は晴れでしたが、天球から南側に薄雲が広がり、雲の合間を狙って撮影しました。。 気流は比較的良く、眼視でも木星の縞模様がよくわかりました。
前回に続き、撮影には、ZWO社のカラーCMOSカメラ「ASI224MC」を用いました。 ASI224MCのピクセルサイズは3.75μmと小さく、惑星の詳細模様を捉えるには好都合ですが、 感度はモノクロセンサーが用いられたCMOSカメラには及びません。 しかし、カラー画像が一度で手に入るので、手軽な惑星撮影には向いていますね。
建物の関係で、我が家からは西側の天体を観測することが出来ません。 衝を過ぎた木星は、早い時刻に南中するようになったので、木星の撮影シーズンはそろそろ終了になりそうです。
撮影機材
タカハシ Mewlon-250CRS望遠鏡
ビクセンAXD赤道儀にて追尾
TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI224MC にて撮影
Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015にて画像処理
シーイング:4/5、透明度:2/5、兵庫県宝塚市にて撮影
木星の写真 2017年3月20日(00時37分(JST))
3連休の中日の夜中に撮影した木星の写真です。 この日は3月にしては暖かく、全体が霞に覆われたような白っぽい空でした。 夜になっても透明度は悪く、夜空で輝く木星は、少しにじんでいるように見えました。
気流は冬にしては良かったので、望遠鏡で木星を観望すると、縞模様や大赤斑を確認することができましたが、 透明度が悪いため、普段よりも少し暗く感じられました。 撮影でもその影響は出てしまい、カメラのゲインを上げたため、少しざらついた仕上がりとなりました。
今回の木星の撮影では、ZWO社のカラーCMOSカメラ「ASI224MC」を用いました。 ASI224MCのピクセルサイズは3.75μmと小さく、惑星の詳細模様を捉えるには好都合です。 今回はじめて木星の撮影に使用しましたが、なかなか使いやすいカメラだと感じました。
最終的な写真のクオリティを考えると、モノクロCMOSカメラで撮影したL画像とLRGBカラー合成するのがベストですが、 カラーCMOSカメラは手軽に撮影・処理できるのが助かります。 今後もこの組み合わせで木星撮影を楽しみたいと考えています。
撮影機材
タカハシ Mewlon-250CRS望遠鏡
ビクセンAXD赤道儀にて追尾
エクステンダーCR1.5×、TeleView 2.5x パワーメイトにて焦点像を拡大
カメラ:ZWO社冷却CMOSカメラ ASI224MC にて撮影
Autostakkert2!、Registax6、PhotoshopCC 2015にて画像処理
シーイング:3/5、透明度:1/5、兵庫県宝塚市にて撮影