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天文用語ミニ辞典

天体観測や天体写真撮影で使われる天文用語を簡単に説明しています。あかさたなでページを分けていますので、 下のリンクから各ページをご覧ください。


『た行』

透明度

大気の状態を表す言葉です。空に霞がかかっておらず、抜けるような青空のと きは透明度がよいです。透明度がよい夜はいつもよりたくさんの星を見ることが できます。逆に悪い夜は明るい星しか見えず全体的にモヤッした夜空に見えます。 一般的に冬は透明度がよく、春がすみの季節は透明度が悪いです。


直焦点撮影

カメラレンズの代わりに、天体望遠鏡(の対物レンズや主鏡)を用いて撮影する方法です。 天体望遠鏡にカメラを直接つないで撮影します。望遠鏡の焦点距離が一般的な カメラレンズの○○mmなどに相当します。


テレコンバーター(エクステンダー)

天体望遠鏡の焦点距離を延長する補正レンズです。延長する焦点距離 によって、1.4倍、2倍、3倍などいろいろな種類があります。 カメラレンズでのテレコンと同じ働きをするものです。


天体用デジタル一眼レフカメラ(改造デジ一眼)

市販されているデジタル一眼レフカメラでは、星雲が写りにくいのでそれを改善したカメラです。 具体的にはCCD直前に設置されているフィルターを交換したものです。改造は天文ショップ で広く行われています。一時キャノンからEOS20Daという天体写真専用カメラも発売されて話 題を呼びました。改造デジ一眼は、天体写真ファンに今最も人気のカメラです。私の ニコンD50改造カメラもその一つです。