かじき座 Dorado
かじき座は、エリダヌス座のずっと南で輝いている小さな星座です。 日本からはほとんど見えず、石垣島などの南の島でなんとか見える南天の星座です。 星座自体も小さく、明るく目立つのは2つの3等星だけで、残りは暗い星からなりたっているかじき座です。
暗く小さい星座ですが、大マゼラン雲がこの星座に位置していることから、かじき座の名前は広く知られています。 このかじき座は、ドイツのヨーハン・バイヤーが初めて星座図に記載したことで知られています。 中国では「金魚」と呼ばれている星座です。
17世紀に新しくできた星座ですから、かじき座はギリシア神話などには登場していません。 こうして考えてみると、ギリシア神話に登場するのは北天の星座ばかりです。 南天の星座も何か面白い伝記があればよいのですが、なかなかそこまで調査できません。 オーストラリアやニュージーランドに行けば、何か面白い星座のお話が聞けるかもしれませんね。