アイオーデーターLCD-AD221X液晶ディスプレイ
アイオーデーターLCD-AD221Xは、22型の液晶ディスプレイで、2007年の3月に発売が開始されました。 この液晶モニターは、WindowsVista対応をうたうワイドディスプレイで、画面解像度はWSXGA+の1680×1050となっています。
LCD-AD221Xの店頭での販売価格は、2万円以下とこのクラスの中でも安く、画面も見やすかったので Windows機のサブモニターとして購入しました。この価格でスピーカーも付いていて、コストパフォーマンスが 高い液晶ディスプレイです。
IO Data LCD-AD221Xのレビュー
このアイオーデーターLCD-AD221Xは、画面解像度1680X1050の22インチワイドディスプレイです。 最近では標準サイズになりましたが、隣に置いている19インチのディスプレイと比べるとやはり 一回り大きく感じます。WindowsVistaは、ワイド画面推奨なのでVista環境で特に使い易いモニターだと思います。
LCD-AD221Xの液晶パネルには、TN方式と用ばれるものが使われています。 このTN型液晶パネルの特徴としては、視野角が狭い、発色が悪いなどの欠点が IPS方式やVA方式などに比べてありますが、製造コストが低いので安価なモニターによく使われています。 このアイオーデーターLCD-AD221Xの価格が安いのも、このTN方式の液晶パネルを採用したお陰と言えます。
なお、このLCD-AD221Xの応答速度は5ms、最大輝度は300カンデラ、コントラスト比は800対1です。 この液晶ディスプレイ背部には、ハイビジョン映像を楽しめるHDCP対応DVI-D端子を搭載しています。
アイオーデーターLCD-AD221Xの色再現性
画面自体は特にギラギラしたり、ざらついたりということはなく、比較的見やすい液晶ディスプレイです。 以前使用していた三菱製の廉価な液晶ディスプレイは、派手で鮮やかな発色でしたが、こちらは 落ち着いた発色です。
色の発色の自体は、やはり高級機には劣りますが、真正面から見ている分にはそれほど悪くないものです。 ただ、斜めから見ると色が若干変わってしまいます。また、黒色が白っぽく見えることがあり、 写真をフォトショップで表示させると浮いたように感じることもあります。
LCD-AD221Xの画面の調整機能は、画面モード、輝度値、コントラスト、色温度設定などがありますが、 大まかなグラフで合わせるタイプですので、ガンマを細かく変更して用いることはできません。 シビアな用途で写真加工をする方には、あまり向かない液晶ディスプレイでしょう。 これは販売価格を考えれば、当然のことだと思います。
あと、本体に付いているスピーカーは、ほとんどおまけのような製品で音は良くありません。 それに音が非常に小さいので、最大音量にしてやっと普通に聞けるくらいの音量です。 ただ、ちょっとしたニュースを聞くときには便利で重宝しています。
写真をシビアに取り扱う向きには向きませんが、オフィスソフトを使用するなら十分のスペックです。 この販売価格を考えれば十分満足できる製品でしょう。 実際私も使い易いので、一番良く使用している液晶モニターです。 表計算だけでなく、写真の前処理にも使用しています。
アイオーデータLCD-AD221Xの液晶パネル
このLCD-AD221Xに用いられているのは、前記の通りTNパネルです。どこのメーカー製かはわかりませんが、 その液晶パネルを検証するために液晶モニターを拡大撮影してみました。下がそのLCD-AD221Xの液晶です。 なお、白い画面を表示させて撮影しています。
拡大画像を見た感じでは、各画素の形はそれほどそろっておず、素子の大きさや形が乱れているように見受けられます。 ただ各画素の光の強さにはバラツキはあまり感じられませんでした。画面がそれほどギラギラ見えない原因は、 こうしたところにあるのかもしれません。
アイオーデーターLCD-AD221Xの目の疲れやすさ
アイオーデータのLCD-AD221Xは、液晶パネルがTN方式ということで、購入前は画面のギラギラ感などが 不安でした。しかし、実際に購入して使ってみると、思ったよりも目が疲れない液晶ディスプレイで 安心しました。右のように自作のフードを取り付けたところ、外光も防げてより見やすくなり快適です。
最近は最大輝度値が高くて、ギラギラ画面の液晶ディスプレイが多いですから、目の疲れにくい 液晶モニターを探している方にもお勧めできるディスプレイだと思います。 もちろん目の疲れには個人差がありますので、店頭で一度比べてみることをお勧めします。 22インチワイド液晶ディスプレイが、販売価格19,800円(価格com調べ)です。ワイド液晶ディスプレイも 安くなりましたね。